摂取カロリーを減らしても痩せない理由

食べ物を体に入れないと生命を維持することはできません。

この時、食べる量とその食べ物がもつエネルギー量は比例しない。

小さなケーキでも高カロリーです。

食べる量を減らしても、カロリーが高ければ同じです。

では、カロリーを減らしても痩せない理由はどこからくるのでしょうか。

摂取カロリーと消費カロリー

カロリーとは

「カロリー」とはエネルギーの単位です。1?の水の温度を1℃上げるために必要なエネルギーが1kcalです。

電化製品が動くためには電気エネルギーが必要なのと同じで、人間も生きていくために常にエネルギーが必要です。人間のエネルギーの源は、ご存知の通り「食糧」になります。

TANITA 健康の作り方

体に取り入れるカロリーは、摂取カロリー。

生命維持のエネルギー量としてつかわれるのが、消費カロリー。

人間の体は本当によくできていると思うのですが、体に取り込む摂取量が減ると体内は飢餓状態と判断します。

急な食事制限で1日1食にしても、その1食を最大限活用するために、体は栄養を蓄えようと必死になります。

減らせば減らすほど、体は蓄えようとするそうです。

摂取カロリーを減らしても、体は次第に順応していきます。

摂取カロリーを減らすと同時に、エネルギー消費量を上げる必要があります。

カロリーの中身

食品を手にした時、見たとき、どんな栄養素で「食品」となっているのかを知ることは重要です。

たとえば、1日に必要な摂取カロリーを1食の高カロリー食で埋め合わせると、先ほどの「体の飢餓状態」になるだけではなく、栄養がかたよります。

どんな栄養素が含まれているのかを知ったうえで、カロリー摂取をしなければ病気に繋がります。

砂糖やバターでできているケーキを、1日に必要な摂取カロリーに含んで、毎日食べ続けてしまうと、細胞が分解に追いつかず余分な栄養とみなし中性脂肪にかえられてしまいます。

より多くの脂肪を燃焼させるために

脂肪が増えてくると、脳にもその情報が伝えられます。

脳は、筋肉により多くの脂肪を燃やすように指示を出します。

脂肪を燃やすのは筋肉です。

筋肉量を増やせば、より多くの脂肪が燃焼されます。

そして、筋肉量は基礎代謝量と関係があります。

この基礎代謝を上げることが、ダイエット、痩せられない状況から脱皮する近道の一つです。

基礎代謝量とは、体内の臓器の活動で消費しているエネルギーです。表面上は何もしていない状態のように見えます。

年齢や性別、身長や体重によって基礎代謝量は違います。

筋トレ学園 基礎代謝を計算してみようで自分の基礎代謝を知ることができます。

そして、基礎代謝量が増えれば、ダイエットにおいて徐々に効果が出ます。

まとめ

カロリーだけで食べものを選ぶのではなく、どんな栄養素で構成されているのかも見るようにすると、これまでのメニュー選択とはまた違ってくるのではないでしょうか。

極端に摂取カロリーを減らしても、体が飢餓状態と判断し、栄養を蓄えようとするので急な減らし方は避けるようにしてください。そして、消費カロリーを増やすようにする。